第22回ケアマネ試験問題難易度および予想合格点について その1 (全その3まで)
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第22回2019(10月13日実施)ケアマネ試験予想合格ライン・予想合格基準点
(令和元年)第22回ケアマネ試験 予想合格ライン 予想合格基準点について
予想合格ラインの詳細分析をお届けいたします。
台風の影響により、13都県で中止となっており、例年よりアンケート数および、アンケート自己申告の精度がやや悪い中での予想となりますことをご了承ください。
アンケート精度の劣化理由は、問題持ち出し禁止等の措置により、記憶の再現性の低下によることがあげられます。
受験者数は、対前年比約-4%の30,378 人でした。
31596人(第21回34道府県受験者数)→ 30378人(第22回34道府県受験者数)
受験者数の詳細比較表は下記になります。
22回 | 受験者数 | 21回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
北海道 | 2,677人 | 北海道 | 2,889人 | 262人 | 9.1% |
青森県 | 中止 | 青森県 | 1,105人 | 66人 | 6.0% |
岩手県 | 中止 | 岩手県 | 760人 | 52人 | 6.8% |
宮城県 | 中止 | 宮城県 | 1,341人 | 87人 | 6.5% |
秋田県 | 566人 | 秋田県 | 639人 | 46人 | 7.2% |
山形県 | 651人 | 山形県 | 729人 | 47人 | 6.4% |
福島県 | 中止 | 福島県 | 972人 | 74人 | 7.6% |
茨城県 | 中止 | 茨城県 | 997人 | 98人 | 9.8% |
栃木県 | 中止 | 栃木県 | 643人 | 71人 | 11.0% |
群馬県 | 704人 | 群馬県 | 772人 | 91人 | 11.8% |
埼玉県 | 中止 | 埼玉県 | 1,889人 | 265人 | 14.0% |
千葉県 | 中止 | 千葉県 | 1,668人 | 157人 | 9.4% |
東京都 | 中止 | 東京都 | 3,644人 | 469人 | 12.9% |
神奈川県 | 中止 | 神奈川県 | 2,297人 | 281人 | 12.2% |
新潟県 | 830人 | 新潟県 | 999人 | 106人 | 10.6% |
富山県 | 474人 | 富山県 | 455人 | 44人 | 9.7% |
石川県 | 498人 | 石川県 | 487人 | 48人 | 9.9% |
福井県 | 400人 | 福井県 | 415人 | 46人 | 11.1% |
山梨県 | 中止 | 山梨県 | 258人 | 32人 | 12.4% |
長野県 | 中止 | 長野県 | 962人 | 90人 | 9.4% |
岐阜県 | 719人 | 岐阜県 | 787人 | 86人 | 10.9% |
静岡県 | 中止 | 静岡県 | 1,180人 | 132人 | 11.2% |
愛知県 | 1,779人 | 愛知県 | 1,983人 | 261人 | 13.2% |
三重県 | 679人 | 三重県 | 730人 | 99人 | 13.6% |
滋賀県 | 480人 | 滋賀県 | 450人 | 53人 | 11.8% |
京都府 | 1,066人 | 京都府 | 1,067人 | 107人 | 10.0% |
大阪府 | 3,037人 | 大阪府 | 2,971人 | 312人 | 10.5% |
兵庫県 | 2,207人 | 兵庫県 | 2,139人 | 199人 | 9.3% |
奈良県 | 501人 | 奈良県 | 510人 | 67人 | 13.1% |
和歌山県 | 409人 | 和歌山県 | 467人 | 51人 | 10.9% |
鳥取県 | 382人 | 鳥取県 | 450人 | 29人 | 6.4% |
島根県 | 445人 | 島根県 | 494人 | 33人 | 6.7% |
岡山県 | 1,015人 | 岡山県 | 1,043人 | 70人 | 6.7% |
広島県 | 1,123人 | 広島県 | 1,122人 | 126人 | 11.2% |
山口県 | 600人 | 山口県 | 553人 | 64人 | 11.6% |
徳島県 | 559人 | 徳島県 | 589人 | 45人 | 7.6% |
香川県 | 436人 | 香川県 | 434人 | 49人 | 11.3% |
愛媛県 | 710人 | 愛媛県 | 688人 | 64人 | 9.3% |
高知県 | 444人 | 高知県 | 440人 | 35人 | 8.0% |
福岡県 | 1,831人 | 福岡県 | 1,835人 | 191人 | 10.4% |
佐賀県 | 471人 | 佐賀県 | 534人 | 30人 | 5.6% |
長崎県 | 730人 | 長崎県 | 835人 | 65人 | 7.8% |
熊本県 | 1,034人 | 熊本県 | 1,119人 | 106人 | 9.5% |
大分県 | 512人 | 大分県 | 496人 | 69人 | 13.9% |
宮崎県 | 677人 | 宮崎県 | 715人 | 76人 | 10.6% |
鹿児島県 | 1,036人 | 鹿児島県 | 1,058人 | 86人 | 8.1% |
沖縄県 | 696人 | 沖縄県 | 702人 | 53人 | 7.5% |
30,378人 | 49,312人 | 4,990人 | 10.1% | ||
34道府県 | 31596人 |
合格基準と合格基準点は、全国一律となっております。
ちなみに合格発表日は2019年12月3日火曜日(時間は都道府県により異なります)
ケアマネ試験の合格基準は
介護支援分野及び保健医療福祉分野のそれぞれの得点が、合格点に達しているものを合格とする。
(合計得点、総得点は合否に関係しません。)
1. 配点は、1問1点(部分点はありません。)
2. 介護支援分野(全25問)、保健医療福祉サービス分野(全35問)両分野ごとに、正答率を70%を基準とし、問題の難易度で補正した点数。毎年合格基準点は変動します。
過去の合格基準点は下記になります。
★
支援 | 医療 | 福祉 | 医+福 | |
第22回 | ||||
第21回 | 13点 | 変更 | 変更 | 22点 |
第20回 | 15点 | 変更 | 変更 | 23点 |
第19回 | 13点 | 変更 | 変更 | 22点 |
第18回 | 13点 | 変更 | 変更 | 25点 |
第17回 | 14点 | 13点 | 13点 | 25点 |
第16回 | 15点 | 15点 | 12点 | 26点 |
第15回 | 15点 | 12点 | 12点 | 23点 |
第14回 | 15点 | 11点 | 13点 | 23点 |
では、早速、第22回ケアマネ試験のアンケート結果から見てまいりましょう。
★予想合格基準点算出方法について
以下の4つの要素を基に予想しております。
1.具体的な問題難易度順に並べ替え、例年との比較。
2.受験生の得点分布グラフと平均点算出。
3.過去の得点分布との比較、平均点と比較。
4.定性的な要素として受験実施状況の背景を考慮。(台風事情、県別合格率、受験生の属性変化、合格率移動平均線乖離率等)
予想するにおいて毎年困ることとして、
・他の資格試験と比較して、不思議なことに不適切問題が皆無であること。
・合格率の変動幅が一定でないこと。
・得点の見栄えで、合格基準点を恣意的に操作されること。(推定)
(例 支援12点で合格とすると、正答率50%(12/25)以下で見栄えが悪い。なので支援を13点にして、医療福祉を低く設定調整し、合格者数は同等という操作。)
あくまでも、アンケートにご参加された受験生のデータが基準ですので、信憑性につきましては、各受験生でご判断お願いします。サンプル数(アンケート数)と母集団の関係から信頼度は95%と思われます。
その根拠は、コチラをご確認ください。https://www.web-research.net/column/article25/
◆得点アンケート
【アンケート実施期間 ・10月17日から11月9日締め切り現在】
【アンケート数 ・支援分野977件、・医療分野579件、・福祉分野555件 医療+福祉664件】
【基準解答で自己採点し、一人1回投票・重複投票はできない仕組みです】
【問題持ち帰り不可のため、記憶の再現性の低下により、自己採点の信頼度は低下すると推察します】
◆問題難易度アンケート
【支援・医療・福祉・各分野の受験生の体感アンケート】
支援分野結果 第21回より易しい。
医療分野結果 第21回と同等もしくは、やや易しい。
福祉分野結果 第22回と同等もしくは、やや難しい。
【支援・医療・福祉・各分野で具体的に難しい問題アンケート】 → グラフ参照
◆過去の受験生のアンケート平均点と合格基準点の相関関係
◆受験実施状況の背景
・第22回試験は、受験資格変更後2回目の試験となります。
第21回で合格率過去最低の約10%の実績により、問題難易度を易しい方向に変更された様子。
受験資格変更後2回目ということで受験生の属性も判明したため、属性に合わせた問題を準備した様子。
受験生の属性の変化比較表
合格者の内訳 | 第20回 | 第21回 | |||
職種 | 人数 | 構成比率 | 人数 | 構成比率 | |
医師 | 41人 | 0.001 | → | 17人 | 0.003 |
歯科医師 | 33人 | 0.001 | → | 24人 | 0.005 |
薬剤師 | 158人 | 0.006 | → | 78人 | 0.016 |
保健師 | 384人 | 0.014 | → | 193人 | 0.039 |
助産師 | 33人 | 0.001 | → | 12人 | 0.002 |
看護師、准看護師 | 2,413人 | 0.085 | → | 935人 | 0.187 |
理学療法士 | 891人 | 0.032 | → | 361人 | 0.072 |
作業療法士 | 462人 | 0.016 | → | 194人 | 0.039 |
視能訓練士 | 6人 | 0 | → | 2人 | 0 |
義肢装具士 | 5人 | 0 | → | 2人 | 0 |
歯科衛生士 | 155人 | 0.005 | → | 66人 | 0.013 |
言語聴覚士 | 79人 | 0.003 | → | 23人 | 0.005 |
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師 | 309人 | 0.011 | → | 124人 | 0.025 |
柔道整復師 | 167人 | 0.006 | → | 95人 | 0.019 |
栄養士(管理栄養士を含む) | 324人 | 0.011 | → | 90人 | 0.018 |
社会福祉士 | 2,219人 | 0.079 | → | 519人 | 0.104 |
介護福祉士 | 19,838人 | 0.703 | → | 2,452人 | 0.491 |
精神保健福祉士 | 294人 | 0.01 | → | 84人 | 0.017 |
相談援助業務従事者・介護等業務従事者 | 4,496人 | 0.159 | → | 133人 | 0.027 |
合計 | 32,307人 | – | → | 5,404人 | – |
★介護福祉士の構成比率が約70%から約50%に大きく減少し医療関係者の割合が増えた結果となります。第22回はこの比率と同等と推測しております。
★推測 第21回の合格率約10%は介護福祉士資格所持者の福祉分野の得点が伸びず、全体の合格率を押し下げたと推測しております。
福祉分野でやはり、8点から10点は得点できないと合格しにくい状況と分析しております。
言い換えれば福祉分野が大得意であれば合格しやすいということです。
受験者数が微減という中で、今後のケアマネの新規供給をどのように国が考えているかは、すでに暗黙の了解で示唆されています。
要介護1・2の保険給付からの切り離しが、現在検討されていることを考えれば、ケアマネ需要は減少傾向といわざるを得ません。(介護業界が、給付切り下げ反対ストライキ等でも起こせば別ですが・・・・)
◆◆◆重要
問題難易度と合格者の関係
的確な学習に基づく合格かどうかを判定する方法。→ 表面上の得点よりもどの問題で得点できたか自己分析することが大切です。実力での合格か?ラッキー合格か?ある程度判定できます。
優秀な受験生におかれましては、自分の実力を客観的に評価し、課題はどこにあるかを見つけ、解決していく学習をされているでしょう。
万が一、今年希望する結果にならなくとも、自己分析できる受験生は来年大いに期待がもてることでしょう。
さあ、レッツ自己分析を!
1.
問題難易度表をご確認いただき、水色の問題で採りこぼしが少なく(約9割以上の正答)、黄色の問題で正答率が50%前後以上得点できている受験生におかれましては、高い確率で合格されていると推測します。→的確な学習であったと評価できるでしょう。
赤、黄色、水色の正答率にあまり差異が無く、かつ合格基準点前後の受験生は、かなりの労力と時間を要して、ご努力されていることと推測します。諦めない姿勢に、高い価値があると存じます。
【運、目に見えないもの】を持っている受験生ともいえるでしょう!
支援分野問題難易度表
各問題の解説はこちらから
赤 難易度が高い 黄色 合否を分けそうな問題 青 易しい問題
医療分野問題難易度表
各問題の解説はこちらから
赤 難易度が高い 黄色 合否を分けそうな問題 青 易しい問題
福祉分野問題難易度表
各問題の解説はこちらから
赤 難易度が高い 黄色 合否を分けそうな問題 青 易しい問題
第23回ケアマネ試験を受験予定者の受験生は、まずは、青と黄色の問題を100%理解できるよう解説を読み、どんな知識が不足しているのか?学習方法に修正が必要なのか?等を確認し検討されることが、合格へのヒントと思われます。
また、諦めないという姿勢もケアマネ試験には必要でしょう。