第20回2017ケアマネ試験予想合格ライン・予想合格基準点 支援分野
(平成29年度2017)第20回ケアマネ試験 予想合格ライン 予想合格基準点について
予想合格ラインの詳細分析をお届けいたします。
第20回ケアマネ試験の合格発表日は、2017平成29年11月28日(火)となります。
合格基準と合格基準点は、全国一律となっております。
公式発表によるケアマネ試験の合格基準は、
「介護支援分野及び保健医療福祉分野のそれぞれの得点が、合格点に達しているものを合格とする。」 (合計得点、総得点は合否に関係しません。) 1. 配点は、1問1点(部分点はありません。) 2. 介護支援分野(全25問)、保健医療福祉サービス分野(全35問)両分野ごとに、正答率を70%を基準とし、問題の難易度で補正した点数。 毎年合格基準点は変動します。
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公務員試験では、平均点や標準偏差が公式発表されます。
http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/heikin/shikenc2_heikin.pdf
ケアマネ試験は、平均点、標準偏差を通知しない不親切な試験です。
合格基準発表の事例 2016年の場合 (2017は11月28日発表です。)
・介護支援分野13点以上
・保健医療福祉サービス分野22点以上
2つの合格基準点をそれぞれ超えていれば、合格となります。
ちなみに過去の合格基準点はこちらになります。ただし、試験制度が2015年から全受験生が60問受験することになり、問題難易度の補正の背景が変質しています。
例えば、2014年までは、福祉分野の受験者は、医師、歯科医師に限定されていたため、合格基準点が高得点となる傾向があり、不公平感がありました。
2015年から、福祉分野は全員受験する制度に変更されたため、受験生の質が変わり、福祉分野の得点率が下がる傾向が特徴としてあります。
申し上げたいことは、古い合格基準点との比較は、あまり意味がないとうことです。
ココがポイントです。
第20回ケアマネ試験では、第21回より受験資格変更のため、駆け込み受験生が増加し、実質的に準備不足の受験生の割合が例年より多いと推定されます。
第19回試験不適切問題隠蔽(問題6)と同様に第20回試験問題7の不適切問題を隠蔽するかどうか注目されます。
(第19回不適切問題6の根拠 第20回問題7 不適切問題の根拠)
受験生の質が相対的に下がれば、合格基準点は従前よりも低く算出される傾向があります。
逆に、受験生の質が相対的に上がれば、合格基準点は従前よりも高く算出される傾向があります。
では、早速第20回ケアマネ試験のアンケート結果を見てまいりましょう。
アンケート方法・予想合格基準点算出方法について
1.問題難易度順に、問題を並べ替え、昨年の順番と今年の順番を比較します。(表1支援参照)
尚、難易度は、アンケート結果により順位を決めます。
【アンケート実施期間 ・10月11日から11月15日】
【アンケート数 ・支援分野1760件、・医療分野1300件、・福祉分野1320件】
ポイント
・受験勉強の方法・学習方法が効率的であった受験生は、(表の中◎の問題では、ほぼ得点できているはずです。合格を予想する上で、合否を占う問題群ですので今すぐご確認ください。得点率がよいとほぼ100%近い確率で合格されていると思われます。)
・難問で得点できている受験生で、易しい問題群で得点を逃している受験生は、学習方法を見直すか、修正したほうがよいと思われます。出題傾向等の把握を的確にすべきと思われます。
2.基準解答によるアンケートで、得点分布より平均点を算出し、例年の平均点と合格基準点の関係を比較します。(表2支援参照)
【アンケート期間10月11日から11月15日】
【アンケート数 ・支援分野4240件、・医療分野3340件、・福祉分野3339件】
アンケートページはこちらから
■予想合格基準点につきましては、あくまでも、受験生のアンケートと過去のデータにり推計したものであり、実際の合格基準点と異なる場合がございますことをご了承の上、ひとつの指標とお考え下さい。
■表の見方について、短絡的に何点採れたか?よりも、どの問題ができていたら合格できたのか?という観点で、問題難易度表を御活用ください。学習の方向性が妥当であったのかどうか自己評価できます。
難易度の易しい問題の得点率は、100%近く正解が望ましく、難問の得点率は、あまり気にする必要はないでしょう。中◎と表記された問題が、今回の試験で合否を分けたものと推定しています。
中◎全問正解で、不合格等受験生は、ほとんどおられないと予想しております。
留意点
問題7については、不適切問題の可能性を否定できません。きちんと文書で、記録が残るよう、都道府県、厚生労働省、試験センターに指摘と異議を申し立てして、納得のいく回答を得る必要があるでしょう。
(電話ですと記録に残らないので、あとで、争うことができません。)
■【予想合格基準点支援分野】
今年の支援分野の得点分布は16点と17点の受験生が多くなっており、第19回試験と比較すると、難易度は、易しくなっております。
平均点は16.82点でした。
過去の試験の平均点と比較すると第16回試験の平均点(16.86点)に一番近い結果となっております。
問題7が不適切問題の場合は、合格率が2%上がる可能性があります。
表1 支援分野 問題難易度順 問題番号から問題文と解説が読めます。
難易度 | 問題番号 | 難易度評価 | 点数 | 分類 |
1位 | 問題01 | 10 | 25点 | 難 |
2位 | 問題06 | 8 | 24点 | 難 |
3位 | 問題02 | 6 | 23点 | 難 |
4位 | 問題10 | 6 | 22点 | 難 |
5位 | 問題05 | 6 | 21点 | 難 |
6位 | 問題07 | 5疑惑 | 20点 | 難 |
7位 | 問題03 | 5 | 19点 | 難 |
8位 | 問題18 | 4 | 18点 | 中◎ |
9位 | 問題13 | 3 | 17点 | 中◎ |
10位 | 問題19 | 3 | 16点 | 中◎ |
11位 | 問題16 | 3 | 15点 | 中◎ |
12位 | 問題08 | 3 | 14点 | 中◎ |
13位 | 問題23 | 3 | 13点 | 中◎ |
14位 | 問題20 | 2 | 12点 | 中 |
15位 | 問題04 | 2 | 11点 | 中 |
16位 | 問題11 | 2 | 10点 | 中 |
17位 | 問題21 | 2 | 9点 | 中 |
18位 | 問題24 | 2 | 8点 | 易 |
19位 | 問題22 | 2 | 7点 | 易 |
20位 | 問題09 | 2 | 6点 | 易 |
21位 | 問題12 | 2 | 5点 | 易 |
22位 | 問題17 | 1 | 4点 | 易 |
23位 | 問題14 | 1 | 3点 | 易 |
24位 | 問題15 | 1 | 2点 | 易 |
25位 | 問題25 | 1 | 1点 | 易 |
中◎全問正解であれが限りなく合格でしょう!
過去の支援分野の平均点と合格点の関係
支援 | 結果 | 平均点 | 差(結果-平均点) | 合格率 |
第20回 | 予想15点 | 16.82点 | -1.82点 | 予想15.5% |
第19回 | 13点 | 14.64点 | -1.64点 | 13.10% |
第18回 | 13点 | 15.47点 | -2.47点 | 15.60% |
第17回 | 14点 | 17.19点 | -3.19点 | 19.16% |
第16回 | 15点 | 16.86点 | -1.86点 | 15.46% |
第15回 | 15点 | 17.57点 | -2.57点 | 19.00% |
第14回 | 15点 | 16.20点 | -1.2点 | 15.30% |
支援分野得点分布表 アンケートデータより
結論
合格率約15.5%を前提とした予想合格基準点です。
16点、17点得点できている受験生は、支援分野については、推定合格でしょう。一足、先に、おめでとうございます。根拠は、過去の試験で、平均点前後で、不合格という事象は一度もありません。(合格率が10%以下の場合はこの限りではありません)
15点の可能性につきましては、合格率との関係により推計されます。合格率が15%前後であれば、15点で合格と予想しております。
根拠
・第16回試験の平均点と極似ている点、(表参照)
・合格率が3年連続下がったことがない点、すなわち合格率13.1%を下回ることは、過去の事例でないため。
・過去の試験の平均点と合格基準点の乖離の平均値が2.1点であり、16.82点マイナス約2.1点=14.72点となるため
・過去の試験の平均点と合格基準点の乖離幅が最小値1.2点を当てはめると、16.82マイナス1.2点=15.62点となり、14点得点者と15点得点者の分布比率を見比べると、15点を排除すると、合格率が大幅に下がることが推計されます。
・14点の可能性につきましては、合格率次第と思われます。また、問題7の不適切問題の取り扱いで変わってくると思われます。合格率18%から23%であれば合格圏の可能性があります。
・13点から14点以上得点できている受験生は、介護業界の中で上位2割にはいる頑張り屋さんですので、合否に関係なく胸を張りましょう。
■支援分野結論
・17点合格当確 (ただし合格率15.5%を基準とした場合)
・16点合格当確 (ただし合格率15.5%を基準とした場合)
・15点合格ほぼ当確 (ただし合格率15.5%を基準とした場合)
・14点合格率次第で合格の可能性有り。