支援分野・医療福祉分野得点分布グラフと予想合格点
平均点と得点分布状況を例年と比較
★支援分野の得点分布グラフ比較
受験生の学力は、例年と比較して上昇していると推定していますが、平均点が2点以上低くなっています。
平均点より合格基準点が高くなることは100%ありません。去年の合格基準点を上回ることは200%ありません。
支援分野の偏ったバランスの出題により、平均点が下がっていると評価しています。
前ページの赤の問題があるいみバランスを欠く問題とみています。
次の比較表より支援分野の予想合格点をご確認ください。
過去の平均点と過去の合格点と合格率の関係および、得点の見栄えを検討し妥当と思われる得点を予想しました。
支援分野は、グラフの形状と問題難易度、および平均点との差から12点と予想したのですが、見栄え(正答率50%以下)の点で、操作されると読み込んで13点と予想しました。内訳は以下の表で、実際の合格点と平均点の関係、合格率の関係をご覧下さい。
支援 結果 平均点 差(結果-平均点) 合格率
支援 | 結果 | 平均点 | 差(結果-平均点) | 合格率 |
第22回 | ||||
第21回 | 予想13点 | 14.35点 | -1.35点 | 予想18% |
第20回 | 15点 | 16.82点 | -1.82点 | 21.5% |
第19回 | 13点 | 14.64点 | -1.64点 | 13.1% |
第18回 | 13点 | 15.47点 | -2.47点 | 15.6% |
第17回 | 14点 | 17.19点 | -3.19点 | 19.2% |
第16回 | 15点 | 16.86点 | -1.86点 | 15.5% |
第15回 | 15点 | 17.57点 | -2.57点 | 19% |
第14回 | 15点 | 16.20点 | -1.2点 | 15.3% |
データ比較上は12点が妥当ですが、見栄えが悪いのでしかたなく13点と予想します。
第19回試験は本当は12点が妥当とデータが示していましたが、正答率50%以下を容認しなかったとみています。
合格率の異常値が示しています。
★医療分野の得点分布グラフ比較
第20回と比較して、第21回試験の平均点は、ほぼ同等でしたが、得点分布では、高得点の受験生が多く平均点を引き上げた模様。
医療分野の平均点アップの要因は医療系受験生の占有率が上がったことと合致する模様。
医療分野では、14点前後以上の得点者が合格されていると予測します。具体的には下記表にてご確認ください。
医療 結果 平均点 差(結果-平均点) 合格率
医療 | 結果 | 平均点 | 差(結果-平均点) | 合格率 |
第22回 | ||||
第21回 | 予想23点 | 16.67点 | 14点=(16.67-2.67) | 予想18% |
第20回 | 23点 | 16.16点 | 14点=(16.16-2.16) | 21.5% |
第19回 | 22点 | 15.42点 | 22-26.25=-4.25点 | 13.1% |
第18回 | 25点 | 17.08点 | 25-27.37=-2.37点 | 15.6% |
第17回 | 13点 | 13.91点 | -0.91点 | 19.2% |
第16回 | 15点 | 15.49点 | -0.49点 | 15.5% |
第15回 | 12点 | 13.39点 | -1.39点 | 19% |
第14回 | 11点 | 13.27点 | -2.27点 | 15.3% |
★福祉分野の得点分布グラフ比較
第20回と比較して、第21回試験の平均点は、ほぼ同等でした。昨年よりも優秀な成績を修めた受験生が多い模様。ここでも、受験生の質は例年より相対的に高いといえるでしょう。
福祉分野では、9点前後以上の得点者が合格されていると予測します。具体的には下記表にてご確認ください。
福祉 結果 平均点 差(結果-平均点) 合格率
福祉 | 結果 | 平均点 | 差(結果-平均点) | 合格率 |
第22回 | ||||
第21回 | 予想23点 | 10.67点 | 9点=(10.67-1.67) | 予想18% |
第20回 | 23点 | 10.26点 | 9点=(10.26-1.26) | 21.5% |
第19回 | 22点 | 10.83点 | 22-26.25=-4.25点 | 13.1% |
第18回 | 25点 | 10.29点 | 25-27.37=-2.37点 | 15.6% |
第17回 | 13点 | 12.48点 | +0.52点 | 19.2% |
第16回 | 12点 | 11.92点 | +0.08点 | 15.5% |
第15回 | 12点 | 11.43点 | +0.57点 | 19% |
第14回 | 13点 | 12.25点 | +0.75点 | 15.3% |
まとめと注意点
合格率により、合格基準点がうごきますことをご理解お願いします。
今回の予想は、前提条件として合格率約18%前後の場合、
支援分野13点 医療福祉23点ですので、合格率が20%以上の場合は、もっと基準がゆるくなりますこと(支援12点とか医療24点)をお含みおきくださいますようお願いします。
合格率を無視して、13点とか23点という予想点が一人歩きしないよう、ご協力お願いします。
12月4日に正式な合格基準点が出ますが、受験における様々なご苦労があったことと存知います。
がんばって挑戦したことに誇りを持ちましょう。
合格をお祈り申し上げます。
ぶつぶつつぶやき
毎年、標準偏差や平均点非公開かつ、不適切問題が無しという不透明な試験です。第三者が客観的に精査する仕組みがなく、知らぬ存ぜぬというスタンスが長く続いております。早く改善されることを願います。
某医大、阪大・京大・東京工業大学などでは不適切問題や採点等の諸問題があり、事後対応をしておりますが、介護業界においては隠蔽があまりにも酷く改善すべきかと思います。